2004-10-13 姫野カオルコ 『整形美女』 新潮社 本 絶世の美女が自分をブスだと思い込んで醜く整形するという、けんか売ってんのか、コラという話。そこがこの本の醍醐味なのだけど、整形前が卑屈でもないし魅力的なので、いまいち説得力がなくて残念。同じ女としては意味不明な存在だ。対比として置かれている(このあたり巧いなあと思う)もうひとりの整形女性は、迷いながらも成長していって、しごくまっとう。隠すから不倫(倫理的ではないという意味)になるのです、ハイ。