日日平安

再開しました

 保坂和志 『カンバセイション・ピース』 新潮社

なんかヘンだなーと思っていたら、それは親戚の家に行って、誰が結婚してどうとかそういう(あまり興味のない)会話に参加しているような感じがするからだった。正直言ってまどろっこしくて、本当にいつもそんなこと考えてるの?って作中の女の子じゃないけど、そう確かに考えてはいるんだけど、それを全部羅列するとやっぱりまだろっこしいということになるだろう。ただし、これはそういう小説なので、そういうものとして読むしかない。結構いいことも言っていて、普段の生活のなかでぼうっとしていて聞き逃したりするように、読み飛ばしていたりもするだろう。
カンバセイション・ピース