2005-07-10 佐藤多佳子 『黄色い目の魚』 新潮社 本 渚ボーイ・多恵子ガールみたい。木島くんと村田さんのお互いの視点からの物語。絵を描く人間と絵を愛する人間が出会うというのが奇跡だ。木島くんかわいいなあ。でもテッセイの存在が一番よかった。子供たちの一人称で書かれているもんで、文調は乱暴だが心理描写は思いのほか細やかで関心した。ジャンル的には児童文学。