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 荻原規子 『西の善き魔女』 中央公論新社

荻原規子の物語は男の子を救うために戦う女の子の物語である。普通の少女のための物語と完全に立場が逆転しているのが面白い。えてして少女たちは思い込みが激しすぎるのだが、そのくらいでなければ開けない道もあるのかも。この本に関して言えば、ファンタジーとしてはちょっと物足りなかった。
西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫) 西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫) 西の善き魔女〈3〉薔薇の名前 (中公文庫) 西の善き魔女〈4〉 世界のかなたの森 (中公文庫) 西の善き魔女〈5〉銀の鳥プラチナの鳥 (中公文庫) 西の善き魔女VI- 闇の左手 (中公文庫)