日日平安

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 キム・サンホン 『チャングム』 早川書房

チャングムというひとはたいへんなキャリアウーマンなのである。ドラマの原作のつもりで読んだのに、チャングムと中宗(王様)以外は誰も出てこなかった。。で、これを読むまで緑服の彼らが宦官だということを失念していたのだが、そういう意味でも小説の方が大陸の物語だなあという印象があった。でも女性たちの人間関係はドラマの方が面白い。大事なのは尽くす心と強い意志という、至極まっとうな主張が貫かれているのがいい。
チャングム〈1〉宮廷篇 (ハヤカワ文庫NV) チャングム2 追放篇 (ハヤカワ文庫 NV) チャングム〈3〉医女篇 (ハヤカワ文庫NV)