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日日平安

再開しました

 ウィキッド(劇団四季)

誰も知らない、オズのもうひとつの物語。
オズと聞いてなんとなくきゅんとしてしまう人や女の子のための物語。ドロシーに倒される西の悪い魔女が、どうして悪い魔女になったのか、という物語。「オズの魔法使い」のラストでエメラルドの都の裏の顔が明かされるように、「オズの魔法使い」そのものの裏の姿を見せる。裏返し裏返し、影しか出てこないドロシーがなんだか悪者に見えて笑った。

個人的にはキャッツより好き。全然別物で比べようがないのだけど、ウィキッドは歌が基本のオーソドックスなスタイルのミュージカルなのかなと思う。たぶん。さすがに出演者が皆上手くて、純粋に歌声の力に感動させられた。それからこじんまりとはしているが、美しい舞台セットと照明。生音なのもよかった。そして何より、主人公2人の女の子の生き生きとした掛け合いがすごく楽しく、そして切なかった。2人が道を別つときの静かな歌が感動的だ。

前半は学園生活を、後半は戦いを描いているが、意外とキャピキャピした前半の方が好きだった。特に前半のクライマックスは一番の見せ所で、鳥肌が立った。