日日平安

再開しました

 日本の美術館名品展

急に思い出したけど、カミーユピサロ「エラニーの牛を追う娘」がとってもよかったのです。
前にベンチとかあれば、一日中観ていたい絵です。
夕方の光の色合いが、たとえば教室とか、海辺とか、家のベランダとか、ちょっとした場所で誰もが感じたことのあるようなもので、とてもやさしい。しかも埼玉!
http://www.museum-islands.jp/intro.html
カミーユピサロ
《エラニーの牛を追う娘》
1884年 油彩・カンヴァス
59.7×73.3cm 埼玉県立近代美術館

誤解のないように言えば、出展されている作品はどれも素晴らしいものばかり。各美術館の人がコメントを書いているのも面白い。ただ、残念なことにコーナーが美術館ごとではなく、作品のジャンルごとにわけられているため、全体としては日本の美術館て似たり寄ったりなのね、間違った印象を与えてしまうのでは、と思った。目録に細かくチェックを入れない限りは、あとであの美術館行ってみよう♪とまではなかなかならないだろう。そういう意味で、残念な感じの展覧会だと思った。

ところで、この年になって、彫刻の面白さが少しわかるようになってきた。これは発見!