日日平安

再開しました

11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2471ページ

冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)
読了日:11月29日 著者:アリステア・マクラウド
屍鬼 6 (ジャンプコミックス)屍鬼 6 (ジャンプコミックス)
なんか「起き上がり」たちが妙に楽しそう。正雄くんが好きなので、もっと活躍して欲しい(笑)。
読了日:11月18日 著者:藤崎 竜
薬屋のタバサ薬屋のタバサ
なんとも心がざわつき不安にさせられる小説。小川洋子の『薬指の標本』を思い出しながら読んでいたが、あちらよりも世界観は開かれていて流動的な感じがする。つまり、作り上げられた精緻な世界ではなく、現実にいるわたしたちの不安な心象風景なのかもしれない。とすると(やっぱりラストで描かれていることはまったく理解できないのだけど)、収斂しかけた物語を再度バラバラにする必要があったのかもしれない。すっきりする解釈があればいいなと思う反面、あってはいけないような気も。
読了日:11月18日 著者:東 直子
追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)
この巻では皆がそれぞれ孤独な戦いを強いられる。物語は思っていた以上に過酷で、読者へも試練が与えられているよう。レンの強さの源はなんだろうと考えてみると、物心ついたときからいつか戦わなければならない日が来る覚悟が出来ていたのかもしれない。苦しい巻だったけれど、彼らに手を差し伸べるひとが少しずつ増えてきてほっとした。また、氏族なしや、魂喰らいたちの言い分についても考えさせられる。見た目よりずっと層の厚い物語だと思う。
読了日:11月17日 著者:ミシェル ペイヴァー
夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
四畳半神話大系』と同じ世界なのに、表紙とタイトルが変わるとくどさが緩和されて、かなり違う印象に。学園祭の章は(卒業してからずいぶん経つので…)昔を懐かしみながら、たいへんオモチロク読ませていただきました。あはは。
読了日:11月15日 著者:森見 登美彦
魂食らい魂食らい
今回は攫われたウルフを追って、トラクとレンの二人旅。今さらだけど…最終巻まで悪(魂食らい)とずっと戦い続けるのかと思うとやや気が重くなった。ここまで二人と一匹の戦いだったが、そろそろ周りの人間も立ち上がらなくてはならない。それからレンの勇気には毎回頭が下がる。
読了日:11月11日 著者:ミシェル・ペイヴァー
鹿男あをによし鹿男あをによし
…ドラマはよくできてたんだなと感心してしまった。ドラマが面白かったからたぶんこちらも面白いんだと思うのだけど、どうしてもドラマを思い出しながら読んでしまった。ちょっとニヤニヤしつつ。。多部未華子のイトちゃんがかわいかったな。試合の回を見逃していたので、あんなに白熱した試合だったとは。
読了日:11月03日 著者:万城目 学
アメリカ―非道の大陸アメリカ―非道の大陸
同じく二人称で書かれた『容疑者の夜行列車』と比べると、こちらは二人称である意味がほとんどない。『あなた』の姿が見えすぎている。それがまず残念。それから確かに連作として文芸誌の中で読む分には良さそうだけど(ひとつひとつは面白いです)、一冊の本としては散漫である印象。作者がアメリカを掴みきれておらず、ということはこちらもよくわからない。結局よくわからない、というところがこの本(あるいはアメリカという大陸)の最大の特徴なのだが、それをどう捉えるか(楽しむか?)というのは難しいところ。
読了日:11月02日 著者:多和田 葉子

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