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 1月に読んだもの

1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1633ページ

獣の奏者 2 王獣編 (講談社文庫 う 59-2)獣の奏者 2 王獣編 (講談社文庫 う 59-2)
エピローグのないラストにちょっとびっくりしたけれど、ヒロインに託されたテーマからすると、これは本当に感動的なラストでした。確かにせっかくの世界観については十分に描かれていたわけではないので、続編があって素直に嬉しいです。ふたりのヨジェの陽気さにはちょっと震撼した(笑)。表紙を2巻並べて置くとキレイ。
読了日:01月21日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 1 闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1)獣の奏者 1 闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1)
蜂の飼育シーンが印象的。上橋さんの持っている豊かなベースに裏打ちされていて、食べ物や土や水の匂いがするのが他の作品より際立っている気がします。いい作家だなあと改めて思いました。
読了日:01月18日 著者:上橋 菜穂子
音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)
知識を増やすのではなく、考え方の幅を広げるのに役に立つ本。あらゆるものに応用できそう。音楽とは何か? それは、社会や歴史とどう関わっているのか。自分のルーツやその出会った一瞬の環境など、様々な要因に立ち返ること。その上で味わうことのできる何かが確かにある、と私も思う。が、これは果てがないなと思ってちょっと呆然とする。それはそれでたぶんいいことなのだけど。ところで、最近の日本人はべートーヴェンの7番を聴くとのだめを思い出すひとも多いと思う。文化がそんな風に思わぬ方向に形作られていくこともあると思うと面白い。
読了日:01月12日 著者:岡田 暁生
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
古典なので、思わぬ展開に拍子抜けしたりするのだけど、それを置いても面白い。最近のバンパイアが強いのは、世の中の悪の力が増しているからなのかもね、とか思ったり。訳も面白いし、登場人物たちの会話も面白いし、ちょっと笑えるホラーである。日記や書簡や新聞記事など、記録ですべて構成されているところなど、面白みの多い小説でもある。まあ…でも、ドラキュラ城で最終決戦をして欲しかったな〜。
読了日:01月11日 著者:ブラム ストーカー

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