日日平安

再開しました

あけましておめでとうございます

結局ほとんど書かずに終わった2017年、さようなら(笑)。

 

■2017年観た映画

ムーンライト

ラ・ラ・ランド

GHOST IN THE SHELL

トレインスポッティング

美女と野獣

銀魂

 

■2017年行った展覧会

これぞ暁斎! ゴールドマン・コレクション(文化村ミュージアム)

 草間彌生 わが永遠の魂(国立新美術館

ミュシャ展(国立新美術館

横浜トリエンナーレ横浜美術館、赤レンガ倉庫ほか)

 

■2017年に鑑賞したもの

ライオンキング(劇団四季

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(クラシック)

チーフタンズ(ライブ)

 

どれもよかったけれど、銀魂とかトリエンナーレとかやっぱり記憶に新しい方が印象に残っているかも。トリエンナーレは今回はすごくよかったのだけど、普通の展覧会みたいな感じで、横浜でやる意義があんまりなかった気がする。

 

本は割愛。読みかけのものが多いかも。印象に残っているのはKindleで読んだ辻村深月の短編『パッとしない子』。ホラーじゃないけど、じわじわ怖い。

たとえば、子供の頃ちょっとひどいことをしてしまったとして、だいたいの人はゆるやかに忘れていくのものだけど、急に掘り返され、なじられる怖さ。たとえば、された方は忘れないものだとしても、じっと復讐の機会を待ち続けているその執念の恐ろしさ。たとえば、それが互いの記憶違いによるものだった可能性があっても修正不可能な理不尽さ。

魅力的な復讐者に、復讐にいたる正統な理由がある、と思い込まされるけれども、謝罪も弁明も巧妙に封じられてしまった主人公の感じている言葉にできない理不尽さにも共鳴し、「それはほんとうに?」と問わずにはいられない。そのうえでさらに、復讐者の感じてきた繊細な理不尽さにも共感してしまう。わたしたちは加害者と被害者に2択のように思いがちだが、どちらか一方に立っていると思うのは傲慢であまりにも鈍感である、という現実を突きつけられる。こわい。

 

ええと、2018年、こんにちは。今年はとりあえず、気になるものを見逃さないようにしたい。