2004-11-23 萱野葵 『段ボールハウスガール』 新潮社 本 収録作品:段ボールハウスガール/ダイナイマイト・ビンボー(文庫版は角川から別々に出ている) お金を盗まれてホームレスになった女性の物語。ハタチすぎたらガールはやめよう。ホームレスになるのはもちろん構わないけれど、衣食足りて礼節を知るという諺を思い出す。小説としての出来はさておき、主人公の女がとにかくむかつくので勝手にノタレ死ねと思う。ダイナマイト・ビンボーの食の描写が精緻で、これには頭が下がった。料理がうまいひとって恐いんだよー(笑)。