2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧
言い換えれば、宦官の歴史は王朝+後宮の歴史である。とにかく宦官の多さには驚いた。人間も多すぎると、頂点からは蟻のように見えるのだろうか。内容は読みやすいが、煩雑で、専門書というほどでもないので、最初に分類を提示した上で、時代順に追っていっ…
3巻では、新作能と古典の紹介。新作能がクローズアップされていて、舞台裏や関係者の記事など面白い。知った名がちらほら出てくる。新作能がいかに難しいかはわかる。でも皆能を愛しているんだなあ。さて、最初に何を見ようか。
言われてみれば当たり前のことだが、芸術品である以前に道具なのだな。確かに素晴らしいものだろうとは思えど、物そのものを鑑賞するにはやや物足りないか。やっぱり舞台を見ないとぴんとこないのだろう。それにしても世の中には様々な職業があるのだなあ。
タイトル通り、能楽の手引書であるが、これがめっぽう面白く夢中で読んだ。なんといっても写真が豊富なのがいい。
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よほどのフェルメール好きか、フランドル絵画(何それ?)好きでないと耐えられないような。なんともつまらない。つまらないぞ。フェルメールはさすがによいと思ったけれど、1枚ではなんともいいがたい。
『生まれる森』 講談社 ふー…。良くも悪くも浮ついている。おそらく作者が自覚的ではないところが気分を害するのだな。空気感のある文章には才能を感じるけれど、もっと掘り下げてくれないかな。『リトル・バイ・リトル』 講談社 決して悪くはないのだがやや…
デビュー作「ななつのこ」以来、ずっと追っているミステリ作家。初々しく純真で、危なっかしさが魅力だったが、ずいぶん上手くなったと思って感慨深い(笑)。球体関節人形をモチーフにした作品。最近人形に縁がある。またまた話が途中でわからなくなったが…
青春画家とも言われる彼の作風はクレーにも影響を受けているそうだが、どこか懐かしいおもちゃ箱のようだった。無彩色の線画がよかった。色彩感覚については派手なものはあまり好みではないが、はっと既視感を憶えるような滲んだ色彩はひどく懐かしくどこで…
奄美で描かれた画家人生の集大成ともいえる作品群はさすがに圧巻。しかしそれ以上にそこに到るまでの彼の心のこもった絵の数々に感激した。千葉寺での農民の生活を描いた一連の小品は心象風景のようでもあり、思わず泣きそうになった。
笑えるが、微妙である。あまり絵が上手くない。
友情を修復しようと試みる場面でのエピソードには心打たれたが、物語に入り込むにはわたしは歳を取り過ぎているような気がする。
著者と感覚が近いので、新たな発見というよりは、「そうそうそうなのよ」という気分で読めるから楽しい。男女間のセクハラ感覚の差については思うところ有り。なるほどと思った。