日日平安

再開しました

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 2009年1月

正月ボケ、暇のようで、せわしい一月。あっというまでございました。「4ヶ月、3週と2日」は凹んだ。ルーマニア、チャウシェスク政権下では、避妊も中絶も禁止されており、ひとりの女子学生の中絶をめぐる一日の物語。女子には重い命題である。中絶という…

 『空中ブランコ』奥田英朗

サーカスとヅラの話を読むかぎりでは、前作より数段面白くなっており、これはずっと書いて欲しいなと思ったのだが、最後の「女流作家」を読んで少々不安に。ネタを探すのが大変そうだ。空中ブランコ (文春文庫)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売…

 モーム短編集/アムステルダム

 『アムステルダム』 イアン・マキューアン

ある意味、アムステルダムというタイトルがすべての作品だが、皮肉にもアムステルダムがアムステルダムであるがゆえに、傑作になりえなかった作品ともいえる。中盤、物語が転換を迎える場面で、”友情の不均衡”という言葉が出てきたとき、思わすクスリと笑っ…

 『雨・赤毛』 サマセット・モーム

カーシュと続けて読んだら、どちらも短編集のせいか(他にもいろいろ共通点があり)、なんだか似ていた。余談だが、カーシュの中には宮沢賢治のとある童話そっくりの話があった。収録作は雨・赤毛・ホノルル。すべて南洋を舞台にした作品だ。赤毛、ホノルル…

 『怪人二十面相』 江戸川乱歩

少年探偵団シリーズの記念すべき第1巻。全26巻ですって。うっかり集めそうになり、いやいやいや図書館で借りてこよう…と自分を諌め中。この面白さっていうのは、謎解きの面白さではなくて、小林少年のほっぺだったり、妙にインパクトのあるピッポちゃんだっ…

 2008年総括

今年はサクッと。※順不同で印象に残ったもの。 2009年は映画館で観る映画はもう少し普段観ないものにもチャレンジしようかと。そのくらいで今年はあまり目標はないです。■映画(映画館で観たもの)------------------------------ダークナイト 特別版 [DVD]…

 2008年まとめ

★…おもしろかったやつ。