2004-11-24 姫野カオルコ 『すべての女は痩せすぎである』大和出版(文庫版は集英社) 本 文庫化に当たって加筆修正されているとのこと。わたしが読んだのは単行本の方。姫野カオルコをよく知らないので、ネットでどこかのちょっと頭がよくて気の利いた女性の書くエッセイみたいだなあと思う。内容にとりてて反論する気はないがサービス精神とまとまりに欠けているので、なんだか面白くない。ウケる層は狭そうだ。ひとつ面白かったのは、筆者は吉行淳之介と電話でお話をしていたというエピソードで、吉行氏の物言いがいちいちステキだった。違うなあ。