日日平安

再開しました

 アンドレイ・クルコフ 『ペンギンの憂鬱』

ペンギンのミーシャにもえーとか言っていたが、悲しい話である。何が悲しいかといえば愛がないのが悲しい。信頼とか無償とか、そういったものが普通に流されている。舞台はウクライナキエフで、ソビエト連邦崩壊後の彼らの世界は、わたしたちの世界の法則とは全く別もののような感じがして怖い。
ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)