日日平安

再開しました

 小野不由美 『図南の翼 十二国記』 講談社

これだけ読み残していたので、ようやくすっきり。ここで改めて思ったのは、十二国記というのはもう世界設定がべらぼうに面白いのだけど、物語のなかで一貫しているのは、「いい王とは?」というのをずっと問答している。ひいては人間(それぞれ個々人が)がどうあるべきかっていうのを真っ向からやっている。答えはそんなに違わないけど、やり方がそれぞれなのが面白い。
図南の翼 十二国記 (講談社文庫)