私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない
某ブログでオススメされているのを見て、面白そうと思ってとりあえずにカートに保管、と思ったら1-Clickしてた。。Kindle怖い。これは業務改善命令を出していいレベルだと思う。
ちなみに「Amazonの裁量」で返品可能とはなっているが、面倒だし、興味のある本だったのでそのまま読むことに。
私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない
- 作者: 小倉朋子
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これは食べ方の本。食に関する本や健康に関する本とも被る部分もあるけれど、「食べ物と食べること、に向きあう」ことについて書かれいる。
簡単にエッセンスを抜き出して見ると、こんな感じ。
・自分が何を食べているのか知る
・目の前の食事ときちんと向き合う
・食べることはコミュニケーションの一環である
・食べることと向き合うことは、自己肯定につながる
言われてみればそうかもと思える内容が多いけれど、視点がいちいち偏執的で面白い。
食べ物については、添加物を食べるのはよくないとかそういう話は一切なく、きゅうりではればきゅうりの味を知る、そのためにいろんな味付け、いろんな切り方、いろんな調理法で食べて見る、そんな感じ。純粋に食べるのが楽しくなりそう。
また、自分の体と対話しながら自分に必要なものを必要なだけ食べることの大切や、それによって体とともに内面もまた変わっていくことなど。これは難易度が低い割りにちょっと意識するだけで、結構変化が体感できると思う。
個人的には人と食べるときや外食の時の意識のあり方について書かれた部分が勉強になった。自分の周囲を振り返って見ると・・・
先日母に、量が多いから大皿にして好きな量だけ食べられるようにしてほしいと言ったところ、うちの男どもがあるだけ一人で食べちゃうから無理という返事。ボケ老人か!と思わず心の中でツッコミ。
また昔見たニュースで、食育で月1のフレンチを取り入れている小学校があって、そこでルール化しているマナーはひとつだけで、「全員で一緒に食べ終わること」というのがあった。
・・・いろいろ賛否あるとは思うけれど、要は気遣いや思いやりの心が大事ということで、自分や周りを振り返って見ると、意外とむづかしいものだなと思った。
これは私の意見だけど、厳しいことを言えば、気遣いができないっていうのは、品性がないということ。品良く食事ができるようになれば、自己肯定感がアップするのもうなずける話。
結婚するとしたら(予定はぜんぜんないけれども!)食べ物の好みが合う人より、食べ方の相性がいい人の方がよいと思った。
少し脱線するけれど、「きのう何食べた?」の作ってもらう側の男性の態度がすばらしいと思う。全部は読んでないけど、私的この漫画の感動ポイント。奥様の料理にケチをつけたって美味しい料理は出てこない。美味しいご飯ももちろんだけど、一緒に食べられて幸せというのがじわっと伝わってきて、だからこそ作る方も幸せっていう。
ま、このひとほぼ食べる専門だけれども(笑)←ラーメン作る話が好き。