日日平安

再開しました

 『動物会議』 エーリヒ・ケストナー作、ウァルター・トリアー絵、池田香代子訳 岩波書店

タイトルとボリュームに惹かれて借りてきた本。絵は結構好き(象の目が充血しているのが気になるが…)。戦争をする人間たちに怒った動物が、人間の子供たちの未来のために会議を開くという話。主旨は素晴らしいが、結果としてはこれは間違っていると思う(正しいことのためには何をしてもよいのか?)。相手が動物であるがゆえに許される非常に微妙なラインで書かれた物語だ。1949年に発行された絵本で、戦中は亡命していたというドイツ人が作者。
動物会議 (大型絵本)