日日平安

再開しました

2004-06-18から1日間の記事一覧

 ベルンハルト・シュリンク 『朗読者』 新潮社 松永美穂 訳

少し変化球なところにいやらしさも感じるのだが、現代のわたしたちが受け入れるには少々重いテーマなので仕方のないところか。ミステリ、恋愛小説仕立てになってはいるが、ハンナという女性の骨太なキャラクタが、物語に深みを与えている。 ←粗筋書きすぎで…

 嶽本野ばら 『デウスの棄て児』 小学館

お金を払ってまで読みたくはないが、嶽本野ばらの作品は嶽本野ばらであるがゆえに、面白いともいえると思う。いい加減さとすべてにおいての微妙さ加減が結構好きだったりする。ちなみに天草四郎が主人公。天草四郎かよ。