日日平安

再開しました

2005-01-01から1年間の記事一覧

 Musical Baton 回答編

id:viewさんから回ってきました。あーびっくりした。■コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 ひー。まったく入れてません。■今聞いている曲 「世界」UA (「泥棒」より) アルバムなので書いているうちに移ろいますが…。どれも満遍なく聞ける稀なアルバ…

 『ちいさなピョン』 串井てつお 講談社

絵が可愛すぎる(涙)。子供心がわからないので、カエルの種類が覚えられていいぢゃないか、お母さん買ってあげようかね、、とか。

 『愛は死よりも…』 L・ハーン,太田大八,さいとうゆうこ 新世研

中国が舞台の昔話で、魂だけで愛する者を追いかけていくという、まさにハーン好みの話。

 宮崎駿 『もののけ姫』 スタジオジブリ ISBN:4198600406

画像がないのでキキメモから補足しますと、映画のイメージボード(企画に持ち込むためのイメージ作品)で、こんなん売れるかとボツにされたというもの。話も「美女と野獣」のごく単純な翻案であり、オリジナリティは低い。映画化の10年くらい前に描かれたも…

 佐藤亜紀 『天使』 文芸春秋

いつものように、一読ではほとんど内容が掴めないのだが、それでもやっぱり面白い。

 睡蓮の庭(しおり)

初切り絵。やっと作ってみました。名刺サイズですが、しおりのつもり。千代紙貼らない方がよかったかな…。画像だとわからないけど、切り口は相当汚いです。

 江國香織

『神様のボート』 新潮社 最近読んだ彼女の本の中では一番いい。あとがきには「狂気の物語」とあるけれど、わたしにとしては一番リアルな小説であった。これは相手の男性が出てこないからだろう。16年間漂いつづけたボートのたどり着く先は始まったときから…

 絲山秋子 『イッツ・オンリー・トーク』 文芸春秋

収録作品:イッツ・オンリー・トーク/第七障害 読みやすかったけれど、だから何?、という感じもする。文字通り”ムダ話”ではある。それでもイッツ〜は個性が立っている。が、第七障害は、うまくまとまっているだけでちっとも面白くない。なんだか陳腐という…

 絲山秋子 『海の仙人』 新潮社

主人公はなぜか宝くじが3億円当たっている。うらやましい…。しかし物語にはほとんどかかわりがない。感触は悪くない作品。しかし、書き方としては、ゴールに向かってではなく、スタートからとにかく走り出してみた感じだ。20041023

 絲山秋子 『袋小路の男』 講談社

収録作品:袋小路の男/小田切孝の言い分/アーリオ オーリオ だんだんよくなって来ているので、今後も読み続けると思う。「袋小路の男」はとてもいい。それぞれ身勝手な言い分というものはあるものだ。ただし正当化しないからいいのであって、「小田切孝の…

 阿部和重 『シンセミア』 朝日新聞社

回りくどさだとか、バカバカしさだとかは、言ってしまえばそうなんだけど、かろうじて文学的資質によって書かれているというか、なんというか。力作ではある。エンターテイメントにしてしまえばもっと面白いだろうに、そうしないところが阿部和重というひと…

 アーノルド・ローベル

ときどき”いしりょく”についてかんがえる。たぶんがまんするってことではなくて、なにかをなしとげる、かえる、そのためにどりょくする、ということだとおもう。 『ふたりはともだち』 三木卓訳 文化出版局 『ふたりはいっしょ』 三木卓訳 文化出版局 『ふた…

 井上荒野 『しかたのない水』 新潮社

吉田修一の「日曜日たち」を思い出した。フィットネスクラブを基点にした群像劇の連作。普段見ないようにしているもの、考えないようにしているものの蓋を開けちゃったよ…という感じだ。恐ろしいような気もしたけれど、実際にはわたしたちはこのような日々を…

 池澤夏樹 『イラクの小さな橋をわたって』 光文社

911からイラク開戦のあいだ、という絶妙な時期に旅したときのイラクの印象が書かれている。池澤氏の文章は初めて読んだのだが、とても優しい感じがして、素直にいい国だなと思った。彼らは今生きているのだろうか。この戦争を止められなければ、次も止められ…

 京都国立博物館(常設展)

さすが京都、と思ったのは蒔絵の香箱の数々で、本当に豪華。香箱というのは御香の種類当てのゲームに使う道具らしく、けっこう大掛かりなものらしい。本当の贅沢ってこういうことなんだろうなと思う。あと、絵画部門もなかなかの充実ぶり。絵巻部門ではちょ…

 メモ 学習研究社 現代子ども図書館

チワンのにしき・太陽のむすめ(タイトル思い出しました) http://www9.plala.or.jp/clue/mrspw/kodomo_tosyokann.html http://www.fukkan.com/vote.php3?no=10466 http://www.gakken.co.jp/kyouikusystem/p3.html#2001※ ※子供の頃に、これを読んでいたので…

 エリック・バトゥー 『めぐる月日に』

講談社/2001年ブラティスラヴァ絵本原画展のグランプリ作品。この原画展を観に行って一目惚れ。一枚の絵のなかで、中心となる動物は小さく、けれども風景の一部というのともまた違っていて、自由に思いを馳せることのできる良さがある。また添えられる言葉…

 ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門

最近あまりに雑念が多いので、持ち物の整理をしようと思っていたら偶然目に入ったので思わず購入。ものを捨てればこんなにいいことが、というのがこれでもかと書いてある。最後には排便の話にまでなって、これ全部を実行…となると、ちょっと強迫観念的ではあ…

 ベルギー象徴派展

Bunkamura ザ・ミュージアム http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html ひとことでいうと世紀末的な世界で、病気やら悪魔やらがはびこっている。とはいえ、各人の作風はモダンだったり素描のようだったり漫画的だったりと、あんがい多様で、何人かの絵…

 地図「東京を歩く」

ミニムックといった地図+観光案内のような感じ。散歩にテーマを絞ってあるので、見ていて楽しい。地図も写真も綺麗だし、構成もなかなかいい。案外軽いので持ち運べそうだし。

 アンドレイ・クルコフ 『ペンギンの憂鬱』

ペンギンのミーシャにもえーとか言っていたが、悲しい話である。何が悲しいかといえば愛がないのが悲しい。信頼とか無償とか、そういったものが普通に流されている。舞台はウクライナのキエフで、ソビエト連邦崩壊後の彼らの世界は、わたしたちの世界の法則…

 西島大介 『世界の終わりの魔法使い』

河出書房新社/ゆるい。このゆるさをどうとらえるかって何かの踏絵みたいだ。西島さん自身が不思議な立ち位置で活動しているのだけど、こう読み手の方も作品から不思議な距離を感じる。全体の印象としてはちょっと可愛すぎるかな。凹村戦争の方が好きという…

 ミュシャ展

ミュシャの生涯を通じたあらゆる分野の作品240点(うち約100点が日本初公開)を紹介、ということで、ミュシャファンには見逃せない展示のよう。アールヌーヴォーはわりと好きなのだが、あれだけあるとどれもこれも同じに見えてしまって、むしろ下描きや何が…

 長嶋有

『タンノイのエジンバラ』 文芸春秋 収録作品:タンノイのエジンバラ/夜のあぐら/バルセロナの印象/三十歳 「夜のあぐら」が一番好き。姉妹が同じ時間を別々のベクトルで感じ取っていたのがいい。長嶋氏得意のパターンではあるけれど細やかだ。表題作が一…

 澁澤龍彦 『唐草物語』

河出文庫/収録作品:鳥と少女/空飛ぶ大納言/火山に死す/女体消滅/三つの髑髏/金色堂異聞/六道の辻/盤上遊戯/閹人あるいは無実のあかし/蜃気楼/遠隔操作/避雷針屋 澁澤氏は初読。ほうほう、こういう感じのひとなのかーと思う。エッセイ風に始まり…

 ほしのこえ

作画・佐原ミズ 原作・新海誠/キキメモによると、自主制作アニメーション「ほしのこえ」の漫画化作品である。で、アニメの続編が「雲のむこう、約束の場所」と続いているらしい。久しぶりにラベル買いをしたらこれは失敗かなと思う。本編不在(あるいは世界…

 村上春樹

『レキシントンの幽霊』 文春文庫 収録作品:緑色の獣/沈黙/氷男/トニー滝谷/七番目の男/めくらやなぎと、眠る女 「トニー滝谷」が映画化されたので、それを機に再読。初読のときの「うん、まあ」という印象ががらっとかわって、構成もいいし、凝りすぎ…

 藤崎竜 「Worlds―藤崎竜短編集 」

集英社(ジャンプコミックス) わたしは藤崎竜の漫画は全部買うと決めているのだが、あまり本気でもないので全部揃ってない。いちおうこの本を買った以上は最後まで付き合うぜという心意気だけはある。彼のデビュー作は本当に下手くそで、彼をデビューさせた…

 配色アイデアミニ帳

発行エムディエヌコーポレーション:配色ブックは数あれど、ここまでコンパクトでかわいいのは見たことがなかったので衝動買い。A5の変形サイズで持ち運びにもいい。見本のサンプル画像がどれも素敵で、眺めているだけで楽しい。